【新型コロナ】神奈川の感染者226人 大幅増で初の200人超え

神奈川県庁

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で18日、新たに10歳未満~100歳代の男女226人の感染が新たに確認された。うち125人の感染経路が不明。1日当たりの感染者数としては、横浜市(114人)や川崎市(60人)で過去最多を更新するなど、これまで最も多かった147人を大幅に上回り、初めて200人を超えた。

 全国的に「第3波」の到来が指摘される中、県内でも11月初旬から増加ペースが加速。12、14日にそれぞれ過去最多の感染者が確認され、14日には累計感染者数が1万人を上回っていた。県の担当者は「入院患者の増加を踏まえて『医療アラート』を出している。緊張感を持って状況を見ていきたい」と話している。

 横浜市内の高齢者デイサービス施設では、職員2人と70~100歳代の男女3人の利用者が新たに感染。これまでに利用者の80代女性の陽性が確認されており、市は新たなクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 川崎市内の認可保育所でも、クラスターが発生。これまで20代女性保育士の感染が判明していたが、新たに男女の園児6人と20代女性保育士1人の陽性が判明した。

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 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は18日、基地関係者1人が感染したと発表した。入国時の空港検疫で陽性が判明、現在は基地内で隔離しているという。

 大磯町教育委員会は、町立国府小学校の教職員1人の感染が確認されたと発表。12日に発熱して以降は自宅療養しており、教職員や児童らに濃厚接触者はおらず、休校措置も行わない。

 横浜地検は、捜査業務に従事する40代職員が感染したと発表した。濃厚接触の可能性がある職員1人を自宅待機にしているという。

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