【新型コロナ】横浜で最多、114人感染 「どこに感染者がいてもおかしくない状態」

過去最多114人の感染を発表する横浜市の担当者

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は18日、10歳未満~100歳代までの男女114人の感染が新たに確認されたと発表した。1日当たりの感染者としては9月4日(86人)を大きく上回り、過去最多となった。重症1人、中等症3人で、110人は軽症または無症状。65人の感染経路が不明で、経路が判明している49人のうち26人は家庭内感染が疑われている。

 市健康福祉局健康安全医務監の船山和志医師は「寒くなってきて乾燥し、人の流れも活発になった。どこに感染者がいてもおかしくない状態」とした上で、手洗いやうがい、マスクの着用、人混みを避けることなどを改めて呼び掛けた。

 市によると、市内の高齢者デイサービス施設で、職員2人と70~100歳代の男女3人の利用者が新たに感染。既に80代の女性利用者の陽性が確認されており、市は新たなクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 その他のクラスター関連では、昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)で新たに30代女性看護師ら3人が感染。同病院の陽性者数は職員15人、患者22人の計37人となった。

 市内の通所リハビリテーション施設では、70代の女性利用者が新たに陽性と判明。陽性者数は職員4人、利用者10人の計14人となった。

 また、市立中学校の60代女性非常勤教員が感染し、18日は同校を臨時休校とした。12日の勤務後に発症したといい、市が濃厚接触者の有無を調査している。

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