【新型コロナ】横浜で109人感染 3日連続100人超 リハビリ病院でクラスター

横浜市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、横浜市は20日、10歳未満~90代までの男女109人の感染が新たに確認されたと発表した。市内の1日当たりの感染者数が100人を超えるのは3日連続。重症1人、中等症3人で、105人は軽症または無症状。56人の感染経路が不明といい、経路が判明している53人のうち30人は家庭内感染が疑われている。

 市によると、戸塚共立リハビリテーション病院(同市泉区)に入院する70代男性が感染。既に理学療法士ら4人の陽性が確認されており、市は新たなクラスター(感染者集団)が発生したとみている。

 その他のクラスター関連では、昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)の20代女性看護師が陽性と判明。同病院の感染者数は職員20人、患者24人の計44人となった。市内の事業所では50代男性従業員が陽性となり、感染者数は計12人となった。

 また、市は同日感染を公表した50代男性会社員について、受診先のクリニックが検査結果を見誤り、いったんは男性会社員に陰性と伝えていたことを明らかにした。8日に検査を受けた男性会社員は、10日に陰性と伝えられたが、19日に陽性であることが分かったという。クリニックは男性に謝罪。家族は検査の結果、陰性だったという。市は医療機関に対し、検査結果を十分に確認するよう注意喚起するとしている。

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 市が20日までに発表した患者の区別住所地発生状況は、次の通り(毎週金曜更新)。

 ▽鶴見区=470人▽神奈川区=349人▽西区=205人▽中区=333人▽南区=461人▽港南区=328人▽保土ケ谷区=251人▽旭区=259人▽磯子区=195人▽金沢区=193人▽港北区=454人▽緑区=163人▽青葉区=431人▽都筑区=185人▽戸塚区=271人▽栄区=73人▽泉区=136人▽瀬谷区=120人▽市外=257人

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