【新型コロナ】25日の神奈川、161人が感染 1人死亡 横浜の病院で新たなクラスター

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で25日、横浜市の90代の男性1人の死亡と、10歳未満~90代の男女161人の感染が新たに確認された。うち99人の感染経路が不明という。

 死亡した男性は、クラスー(感染者集団)が起きた昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)の患者。くも膜下出血で10月から入院しており、死因はそれに伴う誤嚥(ごえん)性肺炎という。

 すでに職員3人の感染が判明している済生会横浜市東部病院(同市鶴見区)では、新たに患者と職員計5人の陽性が分かった。市はクラスターが発生したと認定。市立中学校でも新たに男子生徒が感染し、同校の感染者数は計11人となり、市は24日に全校生徒と教員計約710人を検査した。

 相模原市では、県立寒川高校の30代男性教諭の感染を確認。県教育委員会によると、校内に濃厚接触者はおらず、通常通りの教育活動が行われている。

 横須賀市では、京浜急行バス衣笠営業所の40代の男性バス運転手が感染。同営業所の感染者は計5人となり、市はクラスターと判断した。

 県によると、小田原市立病院に勤務する40代の女性事務職員の感染が確認された。患者に濃厚接触者はいない。同市の30代男性は相模原南署の巡査部長で、同署で5人目の感染という。座間市の20代女性は海老名市立中学校の教員で、同校は25~29日まで臨時休校とした。

 また、県は22日に公表した厚木市の60代女性について、患者発生届を取り下げたと発表した。

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 在日米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)は25日、基地関係者2人の感染を新たに確認したと発表した。

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