大村市にコロナ検査センター設置へ 12月9日から

 大村市は30日、発熱患者らが新型コロナウイルスの検査を受けられる「市地域外来・検査センター」(仮称)を市内に設置し、12月9日から業務を開始すると市議会全員協議会で明らかにした。
 同センターは市が県から委託を受けて設置し、運営は市医師会が担う。開設時間は月、水、金曜の正午から1~2時間で、医師らが交代で検体の採取に当たる。場所は非公開。1日5~10件程度の検査を見込んでいる。
 検査の対象は、かかりつけ医などから感染が疑われると判断された患者ら。事前に検査場所や時間の指定を受けて受診し、検体採取にかかる時間は10分ほど。結果はその日のうちに判明し、かかりつけ医を通じて説明される。約2千円の自己負担が必要という。
 同様のセンターは長崎、佐世保、諫早に続き4カ所目で、県が委託するのは大村市で2例目。県医療政策課は「今後も各地の医師会と連携し、地域の実情に応じて設置を進めていきたい」としている。

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