【新型コロナ】3日の神奈川、6人死亡 197人感染 横浜でクラスター増加

 新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で3日、男女6人の死亡が確認された。新たに感染が判明したのは10歳未満~90代の男女197人で、うち104人の感染経路が不明という。

 亡くなったのは、横浜市の70~90代の男女4人と藤沢市が発表した70~80代の男性2人。

 横浜市の4人のうち2人は、クラスター(感染者集団)が発生した昭和大学藤が丘病院(同市青葉区)の入院患者と、市内の有料老人ホームの利用者。藤沢市の2人は県内の医療機関に入院していた。

 横浜市内では、これまで複数の感染者が出ていた高齢者施設と認可保育所で新たな陽性者が分かり、それぞれクラスターと認定。感染者数は高齢者施設で利用者と職員の計13人、認可保育所で園児や職員の計7人となった。

 すでにクラスターが発生していた市内の有料老人ホームでは、20代の女性職員が新たに感染。同施設の感染者数は計22人となった。

 海老名市の30代の男性と座間市の50代の女性は、クラスターが発生している「みどり野リハビリテーション病院」(大和市)の職員で、同院の感染者は計16人になった。

 国立病院機構相模原病院(相模原市南区)では、20代の女性看護師に加え、80代と90代の男性入院患者2人の計3人が新たに感染。いずれも1日に感染が判明した別の看護師の濃厚接触者で、同病院での感染者は計4人となった。

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 防衛省南関東防衛局は3日、在日米海軍横須賀基地(横須賀市)で働く日本人従業員の50代男性が新型コロナウイルスに感染したと発表した。

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