配当金名目90万円被害 諫早市、70代男性

 諫早署は3日、長崎県諫早市内の70代男性が配当金の入金手続きを名目に、電子マネー90万5千円相当分を購入し、だまし取られる架空料金請求の詐欺被害が発生したと発表した。
 同署によると、11月9日ごろ、男性はスマートフォンに届いた電子メールのホームページ(HP)に接続。「配当金1億2千万円を指定口座に入金する」などの表示を見て、HP内のチャット機能を使って連絡した。
 「グリーティングスターズのウエダミサキ」と名乗る人物から「引き出し手数料が必要」などと、うそのメッセージを受け取り、男性は同30日までの間、数十回、市内などのコンビニで電子マネー計90万5千円分を購入。HPを介して電子マネーの番号を伝え、その利用権をだまし取られた。
 不審に思った男性が同署に相談して発覚。同署は「『電子マネーの番号を教えて』と言うのは詐欺。心当たりのないメールは無視して」と注意を呼び掛けている。

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