【南堀江】和をテーマに我が道を進む『パンや麦道』のもちもちパン

週末にはショッピングやカフェ巡りにたくさんの方が訪れる堀江の閑静な通り沿いに『パンや麦道』があります。和風のほっこりした白い暖簾が目印。

生地も具材も様々でバリエーション豊富なパン

パンはショーケースに並んでいて、お店の方が取ってくれる対面販売。お店に入りショーケースのパンを覗くと、最初に「お決まりになったら声をかけてくださいね」と言ってくれるので、早く選ばなきゃ、という緊張感がなくパンを選ぶことができます。
どれにしようかと迷った時はもちろん、一緒に選んでくれますよ♪

1日に並ぶパンはおよそ40種類ほど。食パンやバゲット等のお食事パンをはじめ、クリームパン、メロンパン、あんパンとパン屋さん定番人気の菓子パン、ソーセージを巻き込んだパンや野菜やチーズをトッピングしたランチにもぴったりなお惣菜パンなどがひと通り並んでいます。

大人気!きらめく断面に釘付け「カンパーニュフリュイ」

「カンパーニュフリュイ(ハーフ)」(204円)

「カンパーニュフリュイ」はテレビ番組で評論家たちもこぞって太鼓判を押した、大人気の同店定番のパンです。生地には石臼挽き全粒粉を使用していて小麦の風味高く、外皮は香ばしく中はむっちり、そしてなんと言ってもぎっちりと詰め込まれたレーズンやクランベリー、クルミが特徴的。どこから切っても美しいパンの断面は、ついうっとりと眺めてしまいます!

栄養価の高い全粒粉入りの生地に食物繊維やビタミン豊富なフルーツとクルミたっぷりで女性にも人気

食感豊かで薄くスライスしても食べごたえ充分。まずはリベイクせず、何もつけずにそのままでパンの風味とドライフルーツやナッツの味わい、食感のハーモニーをじっくり堪能してみてください。後はお好みでクリームチーズを合わせて、シンプルに味わうのがオススメ。ワインのお供にもぴったりです。

コロンとしたパンに包まれたサプライズ

いろいろなパンが並ぶショーケースの中で気になるのがコロンと丸くて小ぶりなパンの数々。シンプルなお食事パンかなと思える一見素朴な見た目ですが、手に持つと意外とずっしり、中身を見てびっくり、食べてまたびっくりの、サプライズがたくさん仕込まれたオススメのパンなのです!

「安納芋のパン」(203円)

「安納芋のパン」は甘く煮た安納芋がたっぷり包まれています。ほどよく形を残し、ホクホク感とトロトロ感の味わえる安納芋に、むぎゅっとつまった生地とたっぷりトッピングされた黒ゴマとの味わいがたまらないひと品。小さなパンの、想像を超える完成度の高さにハッと驚かされます。

「丹波黒豆とはちみつクリーム」(222円)

「丹波黒豆とはちみつクリーム」の中はほんのり甘いはちみつ入りのクリームチーズと甘い黒豆がゴロゴロ!もちもちの詰まったカンパーニュ生地にはグラノーラが練り込まれていてザクザク、プチプチした食感がアクセント。はちみつや黒豆の甘さにさっぱりしたクリームチーズの酸味と、ほんのりスパイス香る生地との風味のバランスが絶妙です。

「びっ栗チョコ」(260円)

カカオの風味が香ばしいもっちりハード生地に、丸ごとごろっと渋皮栗と大きなチョコチップを包んだ「びっ栗チョコ」。温めるととろけたチョコと栗が合わさり濃厚で贅沢な味わいに。今秋の初めに登場して以来、とても人気の季節商品だそう!

「クリームリキュール漬けいちじくと北海道産クリームチーズ」

レーズンやイチジク、クランベリーなど時期によって変わるドライフルーツとクリームチーズが包まれたパンは、もっちり弾力のある生地と、たっぷりふわふわのクリームチーズとの相性がぴったり。

そのままかぶりついても、ちぎって食べても、半分に切って生地と具材がみっちり詰まった断面を楽しみながら味わうのもオススメ……♪
カンパーニュ等ハード生地のパンが焼き上がるのは11時半頃。焼き立てのパンに出合うチャンスを狙ってみては!季節や日によってパンの種類や内容は変わります。お目当てのパンが並ぶかどうか、パンの焼き上がり時間やお取り置き等、気になる方は来店前にお電話で確認してみてくださいね。

日本の食卓に馴染む和心のあるパン

「新しい日本のパンを模索し、独自のパンの道を切り開く」という思いを込めて店主さんが名付けられた潔く力強い漢字二文字の"麦道"という店名。和の食材を具材に使用したパンという事以上に、"和"を根本に持つこだわりの真髄はパン生地自体に詰め込まれています。

ハード系のパンはもっちりしっとり弾力のある生地で、ソフトなパンもただやわらかいだけではなく、適度に噛み応えがあり、素材の小麦本来の風味や香ばしさをしっかり噛みしめることができるのが同店のパンの大きな特徴。そこには、もちもち弾力のある白米を主食とした、素材自体の良さが引き立つシンプルな味付けの和食に通ずる親しみやすさがあります。
毎日食べるものだからと、できるだけ自然に近いパン作りを軸に、生地は国産小麦の素材にこだわり、高加水、長時間発酵・熟成と、たっぷりの時間と手間隙をかけて丁寧に作られることで、日本人にも馴染みやすいもちもち食感のパンを実現しています。

お昼時に人気の「クロックムッシュ」(下)もリニューアルしてボリュームアップ。食パンの時とカンパーニュの時があります。

新作のパンや日替わりパン、気まぐれにその日限りのサプライズなパンが登場する他、定番のパンも、もっとより良いものをと少しずつ改良されることもしばしば。
常に進化する努力と工夫を惜しまず、独自の道を行くパン屋さん。訪れる度に新しい発見があります。

まとめ

ブリオッシュやクロワッサンのリッチな生地も独特なので味わってみてほしいと、店主さん。食パンは卵・乳製品不使用のもっちり湯種生地と、香ばしい全粒粉生地の2種類。ハードパン以外にも、ぜひいろいろなパンの生地の違いを楽しんでみてくださいね。

定休日の月曜日には、梅田にある『阪神梅田本店』1階のパンコーナー『パントタビスル』に同店人気のパンを納品されています。詳しいスケジュールはInstagram等でご確認を。

  • もっちり食べごたえあるパンが好き
  • 具だくさんのパンが食べたい
  • ハード系のパンが好き

そんなパン好きさんにオススメです!

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