ブレグジットがプレミアリーグに多大な影響…来年から18歳以下の選手獲得禁止に

プレミアリーグのクラブはイギリスのヨーロッパ連合(EU)離脱により、18歳以下の外国人選手との契約が禁止となる。歴史的出来事となったブレグジットでプレミアはどのような変化を遂げるだろうか。

EC離脱に伴い2021年1月1日から移籍市場で新たなルールが適用され、プレミアのクラブは21歳以下の外国人選手の獲得は1回のマーケットで3人までに制限。労働許可証なしで契約は出来ず、18歳以下の外国人選手は獲得禁止となった。

なぜこのルールが導入されるのか?
イギリスがECを離脱するとイギリスの労働基準に即することになり、プレミアのクラブはEU出身選手と自由に契約する事が出来なくなるためだ。 

各機関の承認は?
海外選手の入国要件の計画はすでに政府と合意済みで、FA、プレミアリーグ、イングリッシュ・フットボール・リーグが先月提出した Governing Body Endorsement (GBE)案は内務省によって承認。12月31日のEU離脱の際にクラブが海外選手と契約するための枠組みを提供できるようになった。

なぜ実現したのか?
プレミアリーグ、FA、EFLがまとめた規制は、イングランド代表の将来を守ると同時に国内クラブが競争力を維持し、質の高い選手と契約できるようにするためのものである。

入国条件は?
選手の国際試合への出場回数と自国のFIFAランキングが基づくことに。出場回数が多く、その国のランキングが高ければ高いほどその選手の獲得ポイントが増える。過去2年間に国際試合の50%以上に出場したことのあるFIFAランキング上位10位の国の選手は、GBEを取得してプレミアリーグのクラブと契約することができます。しかしランクの低い国を代表する選手は、十分なポイントを獲得するためには、ほぼ全ての試合に出場しなければならない。さらにクラブの成績によりポイントが上乗せされ。15点を獲得した選手はGBEを獲得することになります。

例外ある?
選手が十分なポイントを獲得できなかった際、主観的な基準でGBEを獲得することが出来る。試合で様々な功績を残せばその都度評価され、GBEを取得するためには「トップクオリティ」に分類されたプレイヤーでならない。そこで10~14 ポイントを獲得したプレイヤーは、自動的に例外審査会に送られる。

重要なルールとは?
クラブは1月以降21歳未満の外国人選手獲得を3人までに制限され、以降は1回の市場で6人までに制限される。ブレグジット後は就労許可書を得るためEU加盟国の選手はGBEを取得する必要がある。GBEはA代表およびユースの国際試合出場、クラブでの出場、そして売却するクラブとそのリーグのUEFAランキングに基づいてポイントシステムが運用される。必要なポイントが蓄積された選手は自動的にGBEを獲得できるものの、基準値以下の選手は例外審査会によってGBEの対象となる可能性があります。

ブレグジットはイギリスサッカーに大きな家卿が※写真 Christopher Furlong

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