市長印 公文書偽造か 宮崎市福祉施設給付金過払い

 宮崎市が障害者福祉施設への給付費の過払い分を穴埋めするため、届出書の偽造に関与した問題で、市が施設の事業利用者の定員数を変更したように装った申請書を作成し、県に提出していたことが6日、分かった。申請書は公文書に当たり、戸敷正市長の印鑑が押されている。関係者によると、実際の定員数が変更された形跡はなく、有印公文書に虚偽を記載した可能性が高まっている。識者は「事実であれば問題は大きい。虚偽公文書作成等罪および行使罪に当たる恐れがある」と指摘している。

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