コミュニケーション「量より質が大事」 壱岐で長大の矢野准教授講演

子どもとのコミュニケーション方法について講演する矢野准教授=壱岐市、那賀地区公民館

 スピーチコンサルタントとしても活躍する長崎大の矢野香(かおり)准教授がこのほど、壱岐市芦辺町の那賀地区公民館で「笑顔づくりのコミュニケーション」をテーマに講演した。
 市PTA連合会主催。同会母親部会の会員ら約20人が参加し、子どもとのコミュニケーションの取り方などを学んだ。
 講演では自身の経験を踏まえながら、子どもとのコミュニケーションは「量より質」が大事と指摘。言語と動作などの非言語が一致しない「ダブルバインド」がコミュニケーションの質を下げると説明し、コミュニケーションの質を高める方法を伝えた。
 郷ノ浦町の保育補助、吉本章代さん(43)は「子どもがどんなことを思っているのか、何を話していたか覚えておくことを意識したい」と話した。

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