【新型コロナ】8日神奈川県内、2人死亡152人感染 重点医療機関の看護師も

 新型コロナウイルス感染症を巡り、神奈川県内で8日、2人の死亡が確認された。新たに感染が判明したのは10歳未満~90代の男女152人で、うち97人の感染経路が不明という。

 亡くなったのは相模原市の90代女性と座間市の50代男性。相模原市の女性はクラスター(感染者集団)が発生している同市緑区の特別養護老人ホームの入所者。11月24日に陽性と判明していた。座間市の男性は同14日に陽性が判明。糖尿病を患っていたという。

 県によると、県立循環器呼吸器病センター(横浜市金沢区)に勤務する40代の女性看護師=同市=の感染が判明。同センターは県独自の医療体制「神奈川モデル」で重点医療機関に位置付けられている。女性はコロナ患者の入院病棟で勤務していた。同センターの診療は継続する。

 同市では「元気会横浜病院」(同市緑区)の看護師や入院患者ら7人の感染が判明し、市はクラスターが発生したとしている。

 県は感染者として5日に発表した三浦市の80代女性について、その後の検査で陰性になったとして取り下げた。

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 在日米海軍横須賀基地司令部は8日、新たに関係者6人の感染を確認したと発表した。

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