アブレイユ&フリーマン MVP2名がハンク・アーロン賞も受賞

メジャーリーグ機構は日本時間12月9日、ハンク・アーロン賞の受賞者を発表し、アメリカン・リーグはホゼ・アブレイユ(ホワイトソックス)、ナショナル・リーグはフレディ・フリーマン(ブレーブス)が選出された。両者は各リーグのMVPも受賞しており、ハンク・アーロン賞の表彰がスタートした1999年以降、MVP2名がハンク・アーロン賞も受賞したのは4度目。2017年のホゼ・アルトゥーベ(アストロズ)とジャンカルロ・スタントン(当時マーリンズ・現ヤンキース)以来3年ぶりとなった。

MVPは全米野球記者協会の投票によって決定されるが、ハンク・アーロン賞はハンク・アーロン自身が選出した選考委員6名(ロベルト・アロマー、ジョニー・ベンチ、クレイグ・ビジオ、ケン・グリフィーJr.、エディ・マレー、ロビン・ヨーント)とメジャーリーグ公式サイトでのファン投票によって決定される。今季は各球団から1名ずつ候補選手が選ばれたあと、メジャーリーグ公式サイトのライター陣によってファイナリストが各リーグ7名ずつ選出されていた。

アブレイユは全60試合に出場して打率.317、19本塁打、60打点、OPS.987をマーク。2年連続の打点王に輝いたほか、76安打、148塁打、長打率.617もリーグ1位の数字だった。ホワイトソックスの選手がハンク・アーロン賞を受賞するのは初めて。ア・リーグではアブレイユのほか、ネルソン・クルーズ(ツインズ)、テオスカー・ヘルナンデス(ブルージェイズ)、DJ・レメイヒュー(ヤンキース)、ブランドン・ラウ(レイズ)、ホゼ・ラミレス(インディアンス)、マイク・トラウト(エンゼルス)がファイナリストとなっていた。

フリーマンは全60試合に出場して打率.341、13本塁打、53打点、OPS1.102をマーク。主要部門でのタイトルはなかったが、51得点と23二塁打は両リーグ1位の数字だった。ブレーブスの選手がハンク・アーロン賞を受賞するのは2005年のアンドリュー・ジョーンズ以来15年ぶり2度目。ナ・リーグではフリーマンのほか、ポール・ゴールドシュミット(カージナルス)、ブライス・ハーパー(フィリーズ)、マニー・マチャド(パドレス)、コリー・シーガー(ドジャース)、ドミニク・スミス(メッツ)、フアン・ソト(ナショナルズ)がファイナリストとなっていた。

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