迫り来る大岩から逃げろ!面白い写真が撮れるパワースポット『大矢谷白山神社』

今にも岩が落ちて来そう!危険!
本当にこんな場所あるの?CGなんじゃ…
と思うかもしれませんが、この大岩、福井県勝山市の大矢谷という場所に実在するものなんです。
いったいどんな場所なのか、実際に行って写真を撮ってきました!

大岩があるのは勝山市の大矢谷白山神社

この大岩があるのは、勝山市の大矢谷白山神社(おおやだにはくさんじんじゃ)の境内。

勝山市には、2017年に開山1300年を迎えた平泉寺白山神社がありますが、こちらの白山神社はまた別の白山神社。

平泉寺白山神社とは違い、人通りも少ない静かな場所にポツンと佇んでいますが、だからこそより神秘的な空気が…。

大矢谷白山神社に到着すると、鳥居の向こうにすでに大岩が迫っているのが見えます。
遠くでもかなりの大きさ!

参道は全く整備されていませんが、自然のままの感じがまた素敵。

石灯籠もこんなにナチュラル。

重ねただけ…のようにも見えますが、苔もいい感じに生えていて、オブジェみたい。

「受け止めろ!」「逃げろ!」大矢谷白山神社の大岩で写真撮影!

そして、ついにたどり着きました。大岩!!

早速写真を撮ってみます!

迫り来る大岩を素手で受け止めるー!!

だいたい20mはあるという大岩。
近くに行くと、本当に大きくて怖いくらい。

2人で支えたり、

逃げてみたり…

撮影のポイントは、岩から1mくらい離れることと、顔!

重いー!わー!って顔をして撮ってみてください!

大矢谷白山神社の大岩ができた理由

この大岩は、数万年前から数回に分けて起こった経ヶ岳火山の山体崩壊に伴う岩屑なだれ(なだれといえば冬〜春先に起こる雪崩ですが、岩屑なだれはその岩バージョンという感じ)によって崩れ落ちてきたものだそうです。

どこでどのようにバランスを取っているのか、転がって神社を押しつぶしてしまわないか、見ているだけでハラハラ。
自然ってすごい…。

大矢谷白山神社はジオサイトに指定されている

勝山市は、全域が日本ジオパーク委員会によって『恐竜渓谷ふくい勝山ジオパーク』として日本ジオパークに認定されているまちです。

普段何気なく目にしている景色の中にも、地球や大地の歴史(ジオ)が隠れていることがあります。
それらはそこに生きづく生態系(エコ)や人々の歴史・産業・文化(ヒト)とも関わりがあります。
この、ジオ、エコ、ヒトの関わりを楽しみながら学べるのがジオパークです。

その中でも特に見どころであるスポットはジオサイトとして指定されていますが、大矢谷白山神社の大岩は、地質学上の重要な歴史を感じることができるジオサイトに指定されているんです。

2017年8月現在、全国で43の地域が日本ジオパークに認定されており、その中の8地域は世界ユネスコジオパークに認定されています。
勝山はまだですが、いつか世界ユネスコジオパークに認定されることがあるかも!

景色や空気を楽しむのももちろんですが、ぜひ勝山の大地の歴史にも想いを馳せてみてください。

また、この大矢谷白山神社には大岩だけでなく、大杉もあるんです。
高さ33m、樹齢500年以上と言われる大杉も、見ているだけで自然の力を感じられますよ。

なんだか疲れたなあと思ったら、大岩や大杉を見てリフレッシュしませんか?
大矢谷白山神社、とってもパワーをもらえるおすすめスポットです!

場所の詳細などは以下でご紹介しています。

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