フォーミュラ・リージョナル:初代王者に輝いた阪口晴南「出場した全戦で優勝できて嬉しい」

 2020年シーズンからスタートしたフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップは、12月12日に行われた第14戦で最初のシーズンが終了した。

 全14戦中11戦に出場し、全勝で初代王者に輝いた阪口晴南(SUTEKINA RACING TEAM)にシリーズチャンピオンの座を手にした感想を聞いた。

* * * * * * *

「1ラウンドはスケジュールが重なってしまい、出ることができませんでしたが、参戦当初からシリーズチャンピオン目指して戦っていました」という阪口。

 欠場したのは8月22〜23日にスポーツランドSUGOで開催された第2ラウンド(第5戦〜第6戦)だ。

 同じ週末に、鈴鹿サーキットで開催されたスーパーGT第3戦に出場するため、第2ラウンドの3戦を欠場したのだ。しかし、1ラウンドを欠場しながらもフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップの5ラウンド11戦で優勝というライバルを圧倒する結果を残している。

「目標を達成することができ、尚且つ出場したレース全て優勝できたので、嬉しく思いますし、ひとまずホッとしていますね。チームの皆さんにも本当に感謝しています」と喜びを語り、タイトル獲得の支えとなったSUTEKINA RACING TEAMへの感謝を語った。

 11戦で11勝を手にした阪口だが、もっとも難しい戦いとなったのはどのレースだったのかと尋ねると「今日の第13戦じゃないですかね」と阪口。

「第13戦は結構キツかったです(苦笑)。3番手と後ろからのスタートでしたし、決勝レース中もペースが全然足りなかったのですが、展開のおかげもあって前に出ることができましたね」と語った。

 2021年のフォーミュラ・リージョナル・ジャパニーズ・チャンピオンシップは6月26〜27日、岡山国際サーキットでの第1ラウンド(第1戦〜第3戦)を初めとして全5ラウンド13戦が予定されている。

 10月7日〜10日に予定されている第5ラウンド(第12戦/第13戦)はF1日本グランプリのサポートレースとして開催されることもあり、初年度以上に注目を集めるシーズンとなりそうだ。

2020 フォーミュラ・リージョナル第14戦オートポリス 阪口晴南(Sutekina #3)
2020 フォーミュラ・リージョナル第14戦オートポリス 阪口晴南(Sutekina #3)
2020 フォーミュラ・リージョナル第14戦オートポリスチェッカーを受ける阪口晴南(Sutekina #3)

© 株式会社三栄