長崎県教委 公立高生就職内定率84% 11月末時点 県内割合は過去最高

 県教委は16日の定例教育委員会で、来年3月卒業予定で就職を希望している県内公立高生(2426人)の11月末現在の就職内定状況を報告した。全体の就職内定率は前年同期比4.2ポイント減の84.6%。内定先の県内割合は同3.4ポイント増の66.4%と過去最高となった。
 県教委によると、県内の就職内定率は82.9%(同3.5ポイント減)、県外は88.1%(同5.2ポイント減)。未内定者数は同78人増の374人。県内、県外ともに内定率が下がった要因については、新型コロナウイルスの影響で求人数が減少した(県内は前年同期比1082人減)ことを挙げ、「例年以上に一つの企業に競合して内定が取れなかった生徒が増えた」とみている。
 県教委は「未内定者のうち173人は公務員志願者」とした上で、「引き続き、企業の未充足情報の提供や、キャリアサポートスタッフの活動を通して支援に努めたい」とした。

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