「12月、山口市はクリスマス市になる。」 「宮川彬良先生の『きずな』授業」 無料配信

▲宮川彬良

 日本で初めてのクリスマスミサ(1552=天文21年)がここ山口で執り行われたとの史実を地域のブランド力向上やにぎわいにつなげようと、「日本のクリスマスは山口から」事業は1997年の初開催以来20年以上、地域の人たちの手により続けられてきた。コロナ禍の今年も「日本のクリスマスは山口から実行委員会」(岡部達矢委員長)は、「12月、山口市はクリスマス市になる。」と宣言。趣旨に賛同する催しが、新型コロナウイルス感染拡大防止を図りながら、山口市を舞台に繰り広げられている。

 12回目を迎える「山口きずな音楽祭」は、昨年から「10回目という節目を迎え、これからの10年を、新しいステージにしていきたい」との思いを込めて「10+」回との表記に。新型コロナウイルス感染拡大予防のため、「10+2」となる今回は、これまでのコンサート形式ではなく「宮川彬良先生の『きずな』授業」の開催となった。

 「クリスマス市」のテーマソング「きずな」は、湯川れい子が作詞し、宮川彬良が作曲。2005年に亀渕友香&VOJAの歌唱で発表された楽曲だ。その縁で、湯川と宮川はこの事業に参加。昨年も2人は来山し、「クリスマス市セレモニー」などに出演した。

 今回の「授業」は、無料動画配信として行われる。「きずな」の歌い方を、宮川がワークショップ形式で伝授。開催日時は、コンサートの時と同じく、クリスマス当日の12月25日(金)午後6時半からだ。山口きずな音楽祭公式ウェブサイト(http://www.kizunaxkizuna.com/)から視聴できる。

 「大内の灯(あかり)in雪舟庭」は、12月18日(金)から20日(日)までの3日間、国指定史跡名勝の常栄寺雪舟庭(山口市宮野下)で開催される。時間は午後5時半から8時半まで。庭園が、幻想的な灯りでクリスマスライトアップ。加えて、徳地和紙を使用した「かごあかり」もお目見えする。さらに、雪舟生誕600年を記念して、代表作「四季山水図(山水長巻)」の紹介動画も上映される。きんかん湯のふるまいも。拝観料は300円(小学生以下無料)。

 その他、「クリスマス市」関連イベントの詳細は、公式ウェブサイト(http://www.xmas-city.jp/)を参照のこと。

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