「長崎スタジアム」基本設計完了 ICTで感染対策 ジャパネットHD

サッカースタジアムの現時点のイメージ。高い建物がホテル、左はオフィスビル(ジャパネットホールディングス提供)

 通販大手ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)は18日、長崎市幸町で進める「長崎スタジアムシティプロジェクト」の基本設計が完了したと発表した。サッカースタジアムやオフィス、ホテルなどの施設を回遊できる開放的な構造が特徴。2024年の完成を目指す。
 グループ会社で、スポーツ・地域創生事業を担うリージョナルクリエーション長崎(長崎市)によると、プロジェクトは三菱重工業幸町工場跡地(約6万8700平方メートル)にスタジアムやアリーナ、オフィス、ホテル、商業施設などを建設する計画。
 基本設計でスタジアムは約2万席に決定。アリーナは約5千席とし音響・映像設備も整える。ホテルは約270室、オフィスと商業施設はそれぞれ貸床面積約2万平方メートルを確保する。
 各施設で最新の情報通信技術(ICT)を活用した感染症対策を取る。スタジアムとアリーナは座席の間隔を空け、安全にゆったりと観戦してもらえるようにする。
 21年3月までに実施設計者や施工業者を公募。22年に着工する予定。

スタジアムシティ南側広場の現時点のイメージ

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