長崎市は8日、通販大手ジャパネットホールディングスが大村市総合運動公園での整備を断念したV・ファーレン長崎の練習拠点について、長崎市へ誘致する予定はないとの考えを示した。
幸大助議員(令和長崎)の質問に、日向淳一郎市民生活部長が答えた。
市は2018年12月、ジャパネット側が用地の無償貸し出しなど協力する県内自治体を公募した際、要望に見合う土地を所有していないことなどを理由に立候補しなかった経緯を説明。今夏、ジャパネットと大村市の協議が白紙となってからも、その考えに変更はないとした。
幸議員はジャパネットが三菱重工業幸町工場跡地(幸町)周辺で進める「長崎スタジアムシティプロジェクト」の進捗(しんちょく)についても質問。市は21年の着工、24年の開業に向けた準備はおおむねスケジュール通りと報告した。