長崎市科学館入館者350万人 節目の入館者を祝福

350万人目の入館者となり、記念のくす玉を割る天草市立牛深小児童ら=長崎市科学館

 長崎市科学館(油木町)の累計入館者数が19日、350万人を突破した。市内を修学旅行で訪れていた熊本県天草市立牛深小6年生と教職員計61人の団体を、350万人目の入館者と認定。記念のセレモニーが開かれ、突然の祝福に驚く児童の姿も見られた。
 セレモニーでは記念のくす玉が割られ、節目の入館者を祝福。岩倉範壽館長から「認定書」を受け取った同校の外濱隆道校長は「コロナ禍で、ようやく来ることができた修学旅行。子どもたちのいい思い出ができた」と笑顔を見せた。
 児童にも記念品が贈られた。代表で受け取った馬場麟弥君(11)は「何も聞いていなかった。とてもいい経験になった」と話した。
 科学館は1997年4月に開館。2018年には常設展示室をリニューアルするなどして、科学と郷土について学べる場として市民らに親しまれている。岩倉館長は「地元の人たちにも足を運んでもらった積み重ねもある。今後も科学を身近に感じてもらえるよう努力したい」と語った。

© 株式会社長崎新聞社