今週は、週後半にかけて日に日に寒さが和らぐ傾向。日本海側を中心とした雪も小康状態となる見込みだが、積雪の多い地域では引き続きなだれなどに注意が必要だ。
週明けは冬型緩む
21日(月)にかけては、冬型の気圧配置は緩み、上空の強い寒気の流れ込みも次第に弱まる見込み。このため、日本海側を中心とした雪も収まる所が多くなりそうだ。ただ、北日本を中心に断続的に雪が降り、ふぶく所もある見込み。引き続き積雪や路面凍結、ふぶきや吹きだまりによる交通障害などに注意し、除雪作業中の事故にも注意が必要。
一方、太平洋側では晴れる所が多く、気温は20日(日)と比べるとやや高くなる所が多い見込み。ただ、それでもこの時季としては低い所が多く、空気の乾燥した状態も続くため、火の取り扱いや体調管理等には引き続き注意したい。
25日クリスマスは東京で15℃予想
週の後半にかけては寒気の流れ込みがさらに弱まっていく傾向で、寒さも日に日に和らぎそうだ。25日(金)は東京で15℃まで上がる予想となっている。気温の変化が大きくなるため、体調を崩さないよう注意したい。また、積雪の多い地域では雪解けが進むおそれもあり、なだれなどには引き続き注意が必要だ。
年末寒波襲来か
26日(土)から1月1日(元日・金)までの気温の見通しは、気象庁の一か月予報によるとほぼ全国的に平年より低い予想となっていて、年末寒波がやってくるおそれもある。年始にかけては全国的に再び厳しい寒さとなり、日本海側を中心に大雪のおそれもある。今後の情報に注意が必要だ。
(気象予報士・佐々木聡美)