棋士VSコンピュータの行方はいかに? 世紀の対決直前の「AWAKE」本編映像公開

吉沢亮主演の映画「AWAKE」(12月25日劇場公開)より、本編映像が公開となった。

公開されたのは、棋士VSコンピュータ「AWAKE」の対決直前のシーン。記者会見に出席した棋士の陸(若葉竜也)は、対戦相手のプログラム開発者が奨励会時代の同期であることについて聞かれるものの、「特に意識はしてません。僕が戦うのは、あくまで彼が作ったコンピュータソフトなので」と冷静に答える。一方「AWAKE」を開発した英一(吉沢亮)は、より強くするために食事の時間を惜しんでソースコードを打ちこみ続ける。さらに、会見では冷静な姿を見せていた陸が、事前に貸し出された「AWAKE」に1勝もできず、いら立ちを募らせる姿が映し出されている。

他にも、2人の子どもが、「絶対に人間が勝つ」「機械の計算より人間の直感の方が優れてる」「でもレーティングはコンピュータの方が上」「人間の直感が仇になったら?」と議論する姿なども切り取られ、世間の高まる関心も描かれている。

「AWAKE」は、2015年に実際に行われ、ネットユーザーや将棋ファンの間で物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、山田篤宏監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。棋士になる夢をあきらめた大学生の主人公が、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだし、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語である。主人公の英一を2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演する吉沢亮さんが、かつての英一のライバルで圧倒的な将棋の才能を持つ陸を若葉竜也が演じている。

AWAKE
12月25日、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

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