「飛鳥Ⅱ」、21年の世界一周クルーズ中止 22年再開へ

横浜港から世界一周クルーズに出航する「飛鳥Ⅱ」(2018年3月)

 国内最大のクルーズ船「飛鳥Ⅱ」(5万444トン)を運航する郵船クルーズ(横浜市西区)は、2021年に予定していた世界一周クルーズを取りやめると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえた対応で、1年先延ばしして22年に再開する。

 飛鳥Ⅱは、コロナ禍により今春から一時運航を休止したが、国内の短期クルーズは感染対策を施して11月に再開している。世界一周の中止について、担当者は「昨今の状況を総合的に判断して催行の中止を決定した」としている。

 22年の世界一周クルーズは3月29日に横浜を出航し、7月13日に横浜に帰港する107日間の日程。30の寄港地を訪れ、31の世界遺産を楽しむという。

 販売開始は来年2月25日。旅行代金は2人1室で1人当たり580万~3030万円。早期予約による割引プランを用意している。

© 株式会社神奈川新聞社