吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎、馬場ふみか 若手俳優そろいぶみ 「AWAKE」キャラクター紹介映像公開

吉沢亮主演の映画「AWAKE」(12月25日劇場公開)より、5人のキャラクターを紹介する特別映像が公開となった。映像に収められているのは、吉沢亮、若葉竜也、落合モトキ、寛一郎、馬場ふみかの5人。

吉沢亮が演じるのは、本作の主人公であり最強将棋ソフト「AWAKE」開発者の清田英一。「キングダム」で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど確かな演技力を見せてきた吉沢亮が、内気で周囲との関わりを持つのが苦手な役柄を、少ない動きの芝居の中で表現している。

若葉竜也が演じるのは、英一のライバルの若手天才棋士・浅川陸。吉沢以上に少ないセリフだったが、わずかな表情の動きやたたずまい、歩き方などの変化で天才の孤独と葛藤を表現している。さらに、若葉本人は将棋のルールを知らないにも関わらず、“指し手を完璧にする”ために、片時も将棋の駒を手放さずに練習を重ね、プロが太鼓判を押すほどの完璧な指し手を習得。棋士の風格を体現している。

落合モトキが演じるのは、英一にプログラミングを教える大学の人工知能研究会の先輩・磯野達也。山田監督によると「英一も陸もあまり動きがないので、磯野は動きがあるキャラクターにしたかった」とのことで、キャラクターイメージとして監督が落合に伝えたのは、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のドクだったという。

寛一郎が演じているのは、奨励会の同期で今は「電王戦」を取材する新聞記者となっている中島透。直接言葉を交わすことのない英一と陸の心情を、奨励会で切磋琢磨した仲間だからこそ理解・代弁する重要な役柄を務めている。

馬場ふみかが演じているのは、磯野の妹で英一を陰ながら応援する磯野栞。馬場は「栞と英一は友だちではありませんし、恋人でもありません。近づきすぎず、離れすぎない微妙な距離感に気を使った」と語っており、観客に近い存在として将棋世界を見つめる役を務めている。

「AWAKE」のキャスティングにあたり山田篤宏監督は、「将棋は20代の後半ぐらいがいちばん強いと言われている競技なので、凌ぎを削っている20代の感じを出せる俳優がよかった」と述べている。そんな山田監督のイメージに合ったキャストたちの魅力が感じられる映像となっている。

「AWAKE」は、2015年に実際に行われ、ネットユーザーや将棋ファンの間で物議を醸した棋士VSコンピュータの対局に着想を得て、山田篤宏監督が書き下ろした完全オリジナルストーリー。棋士になる夢をあきらめた大学生の主人公が、ふとしたことで出会ったAI将棋のプログラミングに新たな夢を見いだし、かつてのライバルと再戦を果たす青春物語である。主人公の英一を2021年のNHK大河ドラマ「青天を衝け」に主演する吉沢亮が、かつての英一のライバルで圧倒的な将棋の才能を持つ陸を若葉竜也が演じている。

AWAKE
12月25日、新宿武蔵野館ほか全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
©2019『AWAKE』フィルムパートナーズ

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