【バドミントン】全日本総合選手権 桃田は体のキレ上昇で決勝進出

桃田賢斗

バドミントンの全日本総合選手権5日目(26日、東京・町田市立総合体育館)、各種目の準決勝が行われ、男子シングルスの桃田賢斗(26=NTT東日本)が、田中湧士(日本大)をストレートで下し、決勝に進出した。

この日は第1ゲームの立ち上がりから、いきなりスマッシュを放つなど積極的に強打を仕掛けた。リードを奪ってから、詰め寄られはするももの逆転は許さず。このゲームを先取した。2ゲーム目でも球際の粘りで食らいつき、背中越しで打ち返す〝曲芸〟も披露するなど体のキレは上昇傾向だ。

「昨日の出だしが良くなかったのでしっかり修正して押していこうと思った。いつも以上に体を動かして汗をかいた状態で、体も心も温めてコートに入った」と語った。

この日の試合前に日本代表のパク・ジュボン・ヘッドコーチ(56)が桃田のスピード面の物足りなさを指摘していたが「手元が狂ってしまって無理に(スピードを)上げれず、セーブしてしまっている気持ちがある。明日はなりふり構わず出したい」と意気込んだ。

宿舎では漫画「キングダム」や「鬼滅の刃」を読んでリラックスしていると言う。「全集中で頑張りたい」と決勝に向けて気を引き締めた。

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