頚南バス(新潟県妙高市)が上越妙高駅発 路線バス「妙高高原ライナー」の運行を開始

第1便には東京から来た男性が乗り込んだ

頚南バス株式会社(新潟県妙高市)は26日、新潟県上越市の北陸新幹線上越妙高駅から新潟県妙高市の妙高高原方面を結ぶ路線バス「妙高高原ライナー」の運行を開始した。来年3月14日まで1日2往復、毎日運行する。

妙高高原ライナーは今回で5年目の運行で、スキーやスノーボード客をターゲットにしている。運行経路は、上越妙高駅、道の駅あらい、直売センターとまと、赤倉温泉バス停、赤倉観光リゾート、ランドマーク妙高高原、池の平いもり池入口、杉野沢入口、杉ノ原スキー場となる。

運行初日の26日午前8時45分の第1便(上越妙高駅東口発)には、東京都からスノーボードを滑りに来たという男性が乗り込んでいた。座席は30席ほどでほぼ満員になることはないといい、3密にならないという。昨年の期間中の利用客は2,000人弱、これまでの最高人数は2,700人だったという。

新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、車内にマスクや消毒液を搭載。また、車内には火打山に生息するライチョウや、いもり池、苗名の滝などの観光地の写真が掲示されているほか、車体にもライチョウや妙高山などがラッピングされている。

運賃は上越妙高駅から赤倉温泉バス停が大人1,100円、上越妙高駅から杉ノ原スキー場が大人1,300円などで、小人は半額、未就学児無料となる。

頚南バスの佐藤英明代表取締役専務は「5年目でようやく浸透してきた。妙高市などと連携して、地域の活性化につながればいい」と話した。

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