ソフトバンク・千賀 声弾ませる「有原、レンジャーズ! いいところ決まったなぁ」

メジャー行きを希望しているソフトバンク・千賀

今季パ・リーグの投手3冠に輝いたソフトバンクのエース・千賀滉大投手(27)が26日、ペイペイドームで契約を更改し、1億円アップの年俸4億円プラス出来高でサインした。

交渉の席では、2017年オフから球団に容認を求め続けているポスティングでのメジャー挑戦を改めて要望。来季中に国内FA、22年シーズン中に海外FAの取得条件を満たす中で単年契約を結んだ。

「〝アメリカの話〟が長かった」と1時間を超える球団との話し合いは「(これまでと)特に変わりません」と、望むような大きな進展はなかった様子。三笠GMはポスティングを認めない従来の球団方針に「変更はない」と説明した上で「一度決めたら変えないということではない」と前年に続き含みを持たせた。

この日、日本ハムからポスティングでのメジャー移籍を目指していた有原航平投手(28)がテキサス・レンジャーズと基本合意に至ったことが明らかになった。同い年の右腕が昨年、意思を表明した際には「志があって表に出すことはいいこと」と同志の未来に注目してきた。千賀が尊敬してやまないダルビッシュ有(現カブス)も所属し、上原浩治氏、大塚昌文氏などもかつて所属した日本人にもなじみある球団だけに「有原、レンジャーズ! いいところ決まったなぁ」と声を弾ませていた。(金額は推定)

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