寒さと大雪 長引く見通し 気象庁早期天候情報

 北日本は向こう2週間、北陸は30日(水)以降、強い冬型の気圧配置により気温が平年よりかなり低くなる見込み。
 特に北海道と東北は大晦日から元日と、1月3日(日)ごろからの5日間ほどは寒さが厳しくなりそうだ。

28日(月)気象庁発表「早期天候情報(平均気温)」 出典=気象庁HP

 関東甲信、東海、西日本の気温は、29日(火)は高くなるものの、その後は大陸からの寒気の影響を受けやすく、低い日が多い見込み。
 特に、30日(水)から元日ごろと、関東甲信や東海は3日(日)以降、西日本は5日(火)ごろからの5日間ほどは冬型の気圧配置が強まり、気温が平年よりかなり低くなる可能性がある。
 このため、気象庁は北・東・西日本に「低温に関する早期天候情報」を発表し、水道管の凍結や農作物の管理等に注意するよう呼びかけている。

28日(月)気象庁発表「早期天候情報(降雪量)」 出典=気象庁HP

 また、北・東日本の日本海側は1月3日(日)ごろからの5日間ほど、近畿日本海側や山陰は1月5日(水)ごろからの5日間ほどは、降雪量がかなり多くなる可能性があるとして、あわせて「大雪に関する早期天候情報」が発表された。  年末から1月上旬にかけても、交通障害や除雪などの対応に留意する必要がある。

早期天候情報とは

 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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