フライパンで簡単!太宰府銘菓・梅ヶ枝餅のレシピ

フライパンで簡単!太宰府銘菓・梅ヶ枝餅のレシピ

梅ヶ枝餅をおうちで作ってみよう

太宰府の銘菓・梅ヶ枝餅。 太宰府天満宮の参道で売られているお菓子が、おうちでも食べられたらうれしいですよね。 今回は、フライパンで簡単に作れる梅ヶ枝餅のレシピをご紹介します。

梅ヶ枝餅とは?

梅ヶ枝餅とは、小豆あんを薄い餅生地でくるんで焼いたお菓子。 「梅ヶ枝餅」という名前を初めて聞いた方は、「梅の味がするのかな」「中に梅が入っているのかな」と思ってしまうかもしれませんが、梅が入っているわけではありません。 太宰府で売られているものは梅の刻印が入った焼き型で焼くので、梅の模様が入っています。

梅ヶ枝餅の由来(諸説あり)

平安時代、謀反の疑いをかけられ、京から太宰府に左遷された菅原道真公。 そこで罪人のような生活を強いられていた道真公は、食事にも困る状態。 そんなときに、近くに住んでいた老婆(浄妙尼)が、梅の枝に餅を刺して差し上げたそう。 この故事から、太宰府天満宮参道では梅ヶ枝餅が作られるように。 今では名物のお土産となったといわれています。

梅ヶ枝餅のレシピ

梅ヶ枝餅を実際に食べてみたいけれど太宰府には行けないというときは、おうちで作ってみましょう! 材料はたったの3つ! 分量も同量で覚えやすく、簡単に作れますよ。

材料(5個分)

  • 白玉粉…100g
  • 水…90〜100g
  • 粒あん…100g

作り方

1. 白玉粉をボウルに入れ、水を少しずつ加えながら、耳たぶくらいのやわらかさになるまでこねる。 *水分が足りないとボロボロと割れてしまい、多すぎるとやわらかくてあんこが包みにくくなります。水の加減が難しいのですが、包みやすいかたさになるように少しずつ調整してください。 水を入れすぎてやわらかくなってしまった場合は、白玉粉を少し加えて調整すればOK。

2. 生地を5等分(1個約40g)にして丸める。

3. 粒あんを20gずつに分けて丸める。

4. 生地を直径10cmくらいの大きさになるように、丸く平らにのばす。 このとき真ん中は厚めで、外側は薄くすると包みやすい。 *手のひらの上で生地をのばしてあんを包んでも良いのですが、生地が手に付いてうまく包めないことも。ラップにのせると楽に作れるのでおすすめです。

5. 丸めた粒あんを生地の真ん中にのせて、包む。

6. 軽く押して平らにし、形を丸く整える。

7. 中火で熱したフライパンにのせ、こまめに返しながら両面を焼く(10分間程度)。 *フッ素加工などのフライパンなら油は引かなくて大丈夫。 くっついてしまうのが心配なら、キッチンペーパーなどで油を薄く塗ってくださいね。

8. 生地が半透明になって焼き色が付いたら出来上がり。 *中まで火が通るとふっくらしてきます。

「簡単!おうちで梅ヶ枝餅」の詳しいレシピページはこちら

https://recipe.cotta.jp/recipe.php

焼きたては中はしっとり、外はパリっと香ばしく、なんとも言えないおいしさです。

梅ヶ枝餅は、上新粉と餅粉を使うレシピなどもあります。 上新粉を使うと歯切れが良い食感で米の風味が強くなり、もちもち感は少なめに。 好みにもよりますが、おうちで作る場合は白玉粉のほうが手軽でおいしく作れると思います。

梅ヶ枝餅の抹茶アレンジレシピ

生地に抹茶を混ぜて、抹茶味の梅ヶ枝餅などはいかがでしょう。

材料

  • 白玉粉…100g
  • 抹茶…5g
  • 水…90〜100g
  • 粒あん…100g

作り方はプレーンと同じです。 白玉粉と抹茶をあらかじめボウルの中でしっかりと混ぜておきましょう。

淡い緑色の生地は、焼くと濃くなります。

梅ヶ枝餅の保存方法

焼きたてをすぐに食べない場合は、網にのせて冷ましておきましょう。 お皿にのせておくと、お皿に接している面がベトベトしてきてしまいます。

梅ヶ枝餅が冷めたら、1つずつラップで包んでください。

常温保存する場合

常温で保存する場合、保存期間は焼いた翌日中くらいが目安です。 温め直す場合は、レンジで約20秒間温めるか、アルミホイルにのせてオーブントースターで2~3分間焼くのがおすすめ。 アルミホイルにのせて魚焼きグリルで両面を焼く方法も◎焦げないように様子を見ながら2〜3分間焼いてください。

冷凍保存する場合

冷凍保存する場合、保存期間は2〜3週間が目安です。 レンジで約40秒間温めるか、レンジに20〜30秒間かけた後、オーブントースターで2〜3分間焼いてからお召し上がりください。 温め時間は目安なので、様子を見ながら加熱を。

おうちで焼きたての梅ヶ枝餅を食べよう

和菓子というと難しいイメージがありますが、梅ヶ枝餅はおうちでも簡単に作れます。 ぜひおやつに、焼きたてを楽しんでもらえたらうれしいです。

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