【新型コロナ】年末年始「感染対策徹底を」 江の島の参道に横断幕

感染対策の徹底を呼び掛けた横断幕=藤沢市江の島

 年始の初詣を控え、新型コロナウイルス感染対策の徹底を呼び掛ける横断幕が18日、神奈川県藤沢市江の島の江島神社へ向かう参道(江の島仲見世弁財天通り)の入り口に掲げられた。

 横断幕にはマスク着用やソーシャルディスタンス(社会的距離)の確保をイラストで提示。小田急片瀬江ノ島駅など最寄り駅から島内に至る主要ルートの30カ所に同様の立て看板が設置された。

 併せて、同神社周辺を中心としたエリアの混雑状況をリアルタイムでスマートフォンに配信。混雑回避のため同神社の入り口に当たる赤鳥居から境内までの階段は一方通行にする。

 島内の観光庭園サムエル・コッキング苑で開催中の冬の光の祭典「湘南の宝石」は、入場客の集中を避けるため開催エリア、期間を拡大している。

 作業に立ち会った同神社の堀嵜壮権禰宜(ごんねぎ)は「来訪者はもとより、島の住民の安心安全を確保するためにも、感染防止へ向けた江の島の取り組みをアピールしたい」と話した。江の島観光会の二見将幸会長は「年末年始、感染対策の徹底と同時に人出の分散化も大切」とした。

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