「福」願い松浦市に門松 シルバー人材センター

寄贈された門松に木札を飾る友田市長(右)と尼崎副委員長=松浦市役所

 松浦市シルバー人材センター(村田政司理事長、約220人)は28日、市役所に門松(高さ1.7メートル)一対を贈った。
 同センターでは事業委員会(堤英雄委員長)を中心に市内の事業所や家庭向けに門松を製作していたが、後継者不足もあり、昨年から取りやめている。しかし、市庁舎の夜間、休日の警備を同センターが受託していることもあり、市と市民への感謝の気持ちと新年の福到来を願い、今年も市役所に門松を寄贈することにした。
 市役所北玄関であった贈呈式では、事業委員会の尼崎正副委員長が友田吉泰市長に門松に飾る木札を手渡した。友田市長はあいさつで、「今年は新型コロナウイルスに翻弄(ほんろう)された1年。門松を飾ることで、ようやく新年を迎える気分になった。来年はコロナに打ち勝って日常を取り戻したい」と話した。

© 株式会社長崎新聞社