コロナ退散 願い込め 雲仙・橘神社に大門松

胴回り約8メートルの門松の土台にしめ縄をくくり付ける実行委メンバー=雲仙市、橘神社

 新型コロナウイルス退散の願いを込め、天高く-。長崎県雲仙市千々石町の橘神社で27日、年末恒例となった高さ約14メートルの大門松が完成した。
 大門松造り実行委(馬場勝委員長)が2000年末から毎年設置。今年は11月下旬から製作を始め、48本の竹を高所作業車を使って組み上げ。胴回り約8メートルの土台に松や梅の枝などを飾り、しめ縄で縛って仕上げた。最後に「難を転じる」といういわれのある南天の枝を飾り付けた馬場委員長(75)は「早くコロナが収束し、安心して参拝できるようにという願いを込めた」と話した。

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