菅野が最終決定に向けて渡米 MLB公式サイトも伝える

読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指して菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。そんななか、菅野が元日に渡米していたことがスポーツ報知などの報道で明らかになった。代理人のジョエル・ウルフと合流してメジャーリーグ球団との最終交渉も含め、決断に向けたミーティングなどを行うと見られており、メジャーリーグ移籍へのプロセスはいよいよ最終段階を迎えている。

メジャーリーグ公式サイトは日本時間1月3日、「メジャーリーグ球団との交渉期限まで1週間を切り、菅野は渡米している。最終決定を下すためだと思われる。日本のスポーツ報知によると、菅野は金曜日に渡米して代理人のジョエル・ウルフと合流し、興味を示しているチームとのミーティングを行う可能性があるようだ」と伝えた。

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは、菅野に対してブルージェイズ、パドレス、ジャイアンツ、メッツ、レッドソックスなどが興味を示していることを伝えていたが、このうちパドレスはブレイク・スネルとダルビッシュ有を獲得したことにより菅野争奪戦から撤退する可能性が高いと見られている。それでも依然として複数のチームが菅野獲得を狙っており、ポスティング不成立が発表された西川遥輝(北海道日本ハムファイターズ)のような事態にはならないだろう。

「ESPN」のカイリー・マクダニエルは12月上旬に公開したフリーエージェント選手ランキングのなかで菅野が2年2400万ドルの契約を手にすることを予想していたが、大手移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は「メジャーリーグ球団が先発2~3番手を任せられる投手であると判断した場合、3年契約になる可能性や年平均の金額が上昇する可能性もある」と伝えている。複数のチームによる争奪戦となっていることを考慮すると、3年4000万ドル前後が決着ラインとなるかもしれない。

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