【箱根駅伝】駒沢大が10区で大逆転 13年ぶりの総合優勝

第97回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)の復路が3日に行われ、駒沢大が大逆転で13年ぶりの優勝を果たした。

復路を3位でスタートした駒沢大は、6区の花崎悠紀(3年)が4年生以外では初となる57分台(57分36秒)をマーク。順位を2位に押し上げると、7区の花尾恭輔(1年)も区間4位にまとめた。さらに、8区の佃康平(3年)が創価大を猛追し、7区通過地点で1分51秒あった差を1分28秒まで縮めた。しかし、9区山野力(2年)で3分19秒差をつけられ、万事休すに思われた。

しかし、最後にドラマが待っていた。10区の石川拓慎(3年)が創価大の小野寺勇樹(3年)との差をみるみる詰め、20・9キロ付近でついに捉えると、ロングスパートを仕掛け、そのまま大手町にトップで飛び込んだ。

大会前、大八木弘明監督(62)が「最低3位を目指していきたい。往路優勝したらそのままの流れで優勝はしたいが、最低3位には入りたい」と控えめな目標を掲げていたが、最高の結果を手にした。

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