巨人が菅野に4年契約をオファーか 米記者が伝える

読売ジャイアンツからポスティング制度を利用してメジャーリーグ移籍を目指している菅野智之のメジャーリーグ球団との交渉期限が日本時間1月8日午前7時に迫っている。「ジ・アスレチック」のケン・ローゼンタールが関係者から得た情報によると、菅野はメジャーリーグ球団からオファーを受けているだけでなく、巨人からも4年契約を提示されているという。ただし、メジャーリーグ球団のほうがより高額なオファーを提示しているようだ。

ローゼンタールは巨人がオファーしている4年契約には3つのオプトアウトが含まれていることを伝えている。オプトアウトとは契約を破棄する権利のことであり、4年契約に3つのオプトアウトが含まれているということは、菅野には毎年シーズン終了後にフリーエージェントとなる権利が与えられるということになる。要するに、巨人は4年契約の途中でも菅野が海外FA権を行使してメジャーリーグに挑戦することを認めたということだ。

今オフの移籍市場は新型コロナウイルスの影響もあり、現時点で3年以降の契約を結んだのはパドレスの金河成(キム・ハソン)とメッツのジェームス・マッキャンだけ。「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマンは巨人が3つのオプトアウトを含む4年契約をオファーしたことにより、菅野が希望通りの契約を得られない場合、巨人残留を選択する可能性もあると指摘する。ローゼンタールは菅野の去就が今後1~2日のうちに決まるとの見通しを伝えている。

メジャーリーグ公式サイトのジョン・ポール・モロシは菅野獲得の有力候補としてブルージェイズ、ジャイアンツ、メッツの3球団を挙げている。メジャーリーグ移籍の夢を叶えるのか、それとも今オフは巨人に残留して来オフ以降に再び挑戦するのか。菅野はまもなく決断のときを迎える。

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