ウミウシ、タカラガイ… きらめく干支 縁起物 えのすい、31日まで展示

特別水槽に展示されているウミウシ(新江ノ島水族館提供)

 新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)は1月31日まで、冬季スペシャルイベント「Jewerium(ジュエリウム) 彩るということ」を開催している。観光庭園の江の島サムエル・コッキング苑(同市江の島)で開催中の光の祭典「湘南の宝石」と連動した企画。干支(えと)にちなんだウミウシが展示された彩り豊かな特別水槽などが来場者を楽しませている。

 Jeweriumとは、Jewel(宝石)、Aquarium(水族館)を組み合わせた同館独自の合成語で、色彩をテーマに展示や演出を展開している。

 特別水槽「彩って生きる」では、鮮やかな彩りの中にウミウシが生息。気泡が時を刻む「舞いあがる泡時計」、クラゲの体内をイメージした半ドーム式の空間から光のきらめきが降り注ぐ「クラゲファンタジーホール」などを開催。館内は海中のような雰囲気に包まれている。

 イセエビや振袖海老(ふりそでえび)、沖縄ではウシに見立てて「モーモー」とも呼ばれるタカラガイなど縁起が良いとされる生き物を展示し正月を祝う企画や、ウミウシをかたどった鏡もちをつくるワークショップ(8日まで、参加無料)、貝殻でお守りをつくるワークショップ(9~11日、参加費150円)など新春の催しも行われる。

 17日には「えのすいecoデー」と銘打って、海岸清掃をしながら同館前の片瀬海岸西浜に打ち上がった漂着物を観察する催しも行われる。詳細は同館のホームページ。問い合わせは、同館電話0466(29)9960。

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