ビリャレアルの二の舞許さん! ヘタフェ移籍目前の久保建英をRマドリーが〝徹底監視〟へ 

久保建英

スペイン1部ビリャレアルを退団してヘタフェへの期限付き移籍が決定的な日本代表MF久保建英(19)は、保有元のレアル・マドリードによる〝徹底監視〟の下で出場機会を大幅に増やしそうだ。

ビリャレアルでは入団時に大きな注目を集めながら、リーグ戦での先発出場がわずか2試合と思うような出場機会を得られていない。そこで新天地を求めることになったが、入団間近のヘタフェでは久保の成長を促すべく保有元の名門が〝にらみ〟を利かせる。

Rマドリード専門メディア「デフェンサセントラル」は「Rマドリードは、契約内に最低限の条項が必要であることをヘタフェに対して明確にする。日本人選手がベンチで6か月を過ごすことなく、より多くの出場機会を持つようになるだろう。ヘタフェは、彼にもっと多くの時間を与えることを約束した」と報じ、ビリャレアルでの失敗を繰り返さないために、かなり多くの出場時間の確保を契約で縛る方針だ。

また同メディアは「立地的な近さ」も強調している。ヘタフェはRマドリードと同じマドリード州に本拠地コリセウム・アルフォンソ・ペレスがあり、両クラブ間の距離は車で約20分程度と至近距離にある。

Rマドリードの関係者が久保やヘタフェ側とコンタクトを取りやすく、傷ついた至宝が復活を期すには最適の場所と言えそう。両クラブ間ではこれまでも選手の往来があり関係は良好。「久保の最大の目標はRマドリードでプレーすること。そのために、それぞれが重要な任務を受け持つ」と同メディア。

万全のサポート態勢で日本の至宝が再出発を図る。

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