〝バルカン半島のノストラダムス〟が予言した2021年 「強いドラゴン」「3人の巨人」「赤いお金」の意味

”バルカン半島のノストラダムス“ことババ・ヴァンガ

世界的に有名な予言者が、2021年について不穏な予言をしている。

“バルカン半島のノストラダムス”もしくは“ブルガリアの宜保愛子”と呼ばれるババ・ヴァンガは、1996年に84歳で亡くなっているが、生前に5079年までの予言を残していた。第2次世界大戦の始まりと結果、共産主義国家の誕生と東欧の共産主義国家の崩壊、米国同時多発テロなどを的中させたとされる。

近年は、研究者や親族がババの予言を毎年末に公開している。19年末に発表した20年の予言には「コロナが私たちの至るところにある」「大統領が『不思議な病気』によって脳が不自由になるだろう」などとあり、まさに新型コロナウイルスの感染拡大と、トランプ米大統領の罹患と解釈できるだろう。

そして、研究者は昨年末、21年について「強いドラゴンが人類を捕らえる。3人の巨人が団結する。一部の人々は赤いお金を持つようになる。100、5、たくさんのゼロという数字が見える」と予言していると発表した。

「強いドラゴン」は世界的な超大国つまり米国、「3人の巨人」はロシア、インド、中国だという。「赤いお金」は中国の紙幣かもしれない。数字は謎。詳細はさっぱり分からない。

おしゃべりなババは多くの言葉を残しており、何かが起きてから、親族が「そういえば、ババが生前にこう言っていた」と話しだすこともあり、それが的中率を高めているとされる。

オカルト評論家の山口敏太郎氏は「人々は不安に思っている時ほど、占いやスピリチュアルにだまされやすいのです。特に今は世界中がコロナで鬱気味になっています。21年の予言もファジーな表現で、どうとでも当てはめられそうですが、当たったとして彼女をあがめるようになったら危険です。人間はいつの時代も強く負けない心で努力することを忘れてはいけません。予言とは人の心をくすぐるだけのものであり、決してあがめるものではないのです」と指摘している。

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