金色カエル、スケルトンも 発見者の女児表彰「全色見つけたい」

山野さんが見つけた金色のカエル。左は腹部が透明の「スケルトンカエル」(山野さん提供)

 金色や青色のアマガエルを見つけ、地域に明るい話題を届けたとして、神奈川県開成町は5日、町立開成南小学校1年の山野愛桜(あいさ)さん(7)を表彰した。各メディアで取り上げられ、地元で“有名人”になった山野さん。内臓が透けて見える「スケルトンカエル」を見つけるなどその後も大発見を続けている。

 同町は例年、消防団や自治会などで長年活躍した町民を表彰。山野さんは旺盛な好奇心がたたえられ、特別奨励賞が贈られた。府川裕一町長も「これからも探究心を持って頑張ってほしい」とエールを送った。

 近所の田んぼでよくアマガエルを探すという山野さん。昨年7月に父・荘太郎さんと田んぼを歩いていたところ、金色のアマガエルを発見。過去には珍しい青色のカエルを見つけたこともあったという。

 さらに8月には腹部が透けて見えるカエルも見つけた。荘太郎さんが専門家に問い合わせたところ、色素の一部が欠損していることが原因と分かった。

 テレビやニュースで引っ張りだこになった山野さんは「いつの間にか子どもの有名人みたいになってびっくり。まさか、こんなことになるなんて」とはにかんだ笑顔。世の中にはピンク色のカエルもいることを知り「全色のカエルを見つけたい」と目を輝かせた。

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