ブレーメン大迫に日本復帰の可能性 「冬に母国に戻る可能性がある」と地元メディアが報道

大迫勇也

サッカーのドイツ1部ブレーメンの日本代表FW大迫勇也(30)にJリーグ復帰の可能性が浮上した。ドイツメディア「DEICH STUBE」はウニオン・ベルリン戦(2日)の前半で交代したようにリーグ戦11試合出場(先発6試合)で無得点と結果を出せていないため「日本人は冬に母国に戻る可能性がある」と報じた。

ブレーメンでスポーツディレクターを務めるフランク・バウマン氏は大迫について「選手、代理人、クラブから」も移籍に関する話題は上がっていないとし「彼を復調されることが目的だ」とコメントしたが、同メディアは新型コロナウイルス禍の影響で「ブレーメンは節約し、稼ぐために選手を放出することをいとわないことで知られている」と解説する。

さらに「彼がブレーメンで最初の選択肢でなくなったことに気づき、変化したいという願望が生まれる可能性がある」と指摘。その上で「夏に開催される東京五輪が決定的な要因になるかもしれない。トーナメントの準備を整えるためには、早期復帰が理にかなっている」と説明する。オーバーエージ枠での五輪参戦がささやかれていることがJリーグ復帰の決め手になるとの見解を示した。

同メディアは、300万ユーロ(約3億8000万円)と見込まれている大迫の移籍金もコロナ禍によって200万ユーロになるとし「それでも給与とともに節約の役に立つ」と報じている。日本に戻るのならば、古巣のJ1鹿島が有力とみられるが、果たして、不振の大迫はどんな決断を下すのか。

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