県立高32校 始業式延期 コロナや大雪 壱岐などの小中校も

 長崎県内の多くの公立小中学校や県立高校が8日に始業式を迎えるが、東彼波佐見町教委と壱岐市教委は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、公立小中の始業式を12日に延期する。9日にかけて大雪も予想され、県立高56校のうち32校は始業式の延期と臨時休校を決めた。
 県教委によると、県立高24校は通常通り始業式を実施。臨時休校する32校のうち、壱岐高と壱岐商業高は新型コロナの感染防止対策で休校する。
 公立小中では波佐見町と壱岐市のほかに、西彼長与町の全校、西海市の11校が大雪のため臨時休校と始業式の延期を決めた。西海市では7日午後5時現在、大瀬戸地区と西彼地区を結ぶ県道12号線がチェーン規制となるなど山あいで積雪が確認されている。
 一方、長崎市など11市6町は通常通りか、登校時間をずらした上で始業式を実施する。松浦市教委は荒天でスクールバスの一部運休が予想される地域に対し、学校を通じて保護者に送迎を要請。「児童生徒の安全を優先し、始業時間に間に合わなくてもよい」としている。


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