ソフトバンク甲斐野が結婚 年上女房から「しっかり稼いでください!」

愛する妻の似顔絵を手に復活を誓った甲斐野

ソフトバンクの甲斐野央投手(24)が8日、結婚を発表した。お相手は静岡出身の一般女性(25)。気温0度の福岡・筑後市のファーム施設で、ホットな報告を行った。

昨季右肘の故障で一軍登板0に終わり、オフに減額制限に迫る大減俸を食らった男が「愛の力」で野球人生をV字回復させる――。

新妻の似顔絵を手に取材に応じた甲斐野の顔は、去年までの悲壮な顔とは打って変わって緩みっぱなしだった。「大学2年から付き合い始めて(交際期間は)5年です。僕がこんな感じなんで、しっかり者です」。年が明けた今月2日に入籍。女性アナウンサーのような清楚系タイプとのことで、遠距離恋愛を実らせてのゴールとなった。

1年目の2019年は勝利の方程式の一角として、チーム最多65試合に登板して日本一に貢献。日本代表にも選出され「プレミア12」で世界一にも輝いた。だが、2年目の昨季は右肘内側側副靱帯一部損傷で暗転。保存療法を選択してシーズン中の早期復帰を目指したが、患部の回復が思うようにいかず、12月に手術に踏み切った。

そんな中、すさみがちだった毎日を明るく照らし、折れそうな心をつなぎとめてくれたのが、彼女だった。しっかり者らしく、手綱さばきは抜群。甲斐野は「こないだ福岡でドライブ中に(奥さんから)『この街で頑張らないといけないね。ここで頑張ってしっかり稼いでください』と言われました」と苦笑しきり。かけがえのないパートナーとともに、力強く復活ロードを歩む。

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