緊急事態宣言の再発令 学校行事にも影響、修学旅行中止…

 緊急事態宣言の再発令を受け、学校行事への影響も広がっている。

 川崎市は7日、市立中学校、ろう学校の自然教室を中止すると発表した。市立高校、特別支援学校などの修学旅行や宿泊研修も、延期または中止する。一方、市立川崎高校付属中学校の適性検査は実施する。

 市教育委員会によると、市立中48校とろう学校は7日から3月6日にかけ、スキー教室を主な内容とする自然教室を長野県で実施予定だったが、延期日程の確保が困難なため全校中止する。

 また、市立高で延期が決まったのは定時制2校の沖縄への修学旅行と、全日制1校の長野への宿泊研修。延期後の対応を模索しているが確保が難しいといい、市教委指導課は「なんとか場所、日数を変えても実施してあげたい。万が一中止になっても代替行事は用意したい」と話す。

 横須賀市教委は8日、市立横須賀総合高校(全日制)が予定していた修学旅行を中止すると発表した。同校の修学旅行先は例年シンガポールだったが、新型コロナの影響で沖縄県に変更。2年生316人が29日から3泊4日で参加する予定だった。市教委によると、キャンセル料約176万円は市が負担する。

 平塚市教委も、延期となっていた市立中15校の修学旅行を中止する。キャンセル料は市が負担し、各校が日帰りでの実施など代替案を検討する。

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