【全日本】世界ジュニア王者・岩本が前哨対決で阿部に勝利「これで2日(の敗戦)帳消し」

世界ジュニアヘビー前哨対決勝利も気を引き締めた王者・岩本

10日の全日本プロレス千葉・2AWスクエア大会で、24日東京・後楽園ホール大会での世界ジュニアヘビー級選手権を控える王者・岩本煌史(30)と挑戦者・阿部史典(26)がタッグマッチによる前哨対決で激突した。

岩本がジェイク・リー(31)、同じく阿部は吉田綾斗(28)と組み、ユニット「陣」同士の対決となった試合は、序盤から激しい読み合いの展開。だが2日の後楽園大会でタッグ戦ながら阿部に敗れている王者の意地が爆発。阿部の2回転式ソバットからのハラ固めに苦しめられたが、最後はお卍固めを切り返してのジャパニーズ・レッグロールクラッチで3カウントを奪った。

前哨戦に勝利も岩本は「久しぶりに『陣』の4人が揃った。組んでも戦っても高めていけるメンツだが、ユニットとしての存在意義が問われてるので、動いていかないといけない」と厳しい表情。

続けて「思い入れの深い阿部史典と4度目の防衛戦。お前にできることは先輩の俺にだってできる。今日の結果がそれだ。これで2日(の敗戦)は帳消し。色付けて返してやるから楽しみにしとけ」と、勝ってなお闘志をみなぎらせていた。

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