【第2四半期】コスモス薬品、売上+12.0%、営業利益+52.9%

【2020.01.13配信】コスモス薬品は2021年5月期 第2四半期決算を公表した。それによると、対前年同期比で売上+12.0%、営業利益+52.9%など好調だった。

コスモス薬品の2021年5月期 第2四半期決算(2020年6月1日~2020年11月30日)は、売上3641億7500万円(前年同期比+ 12.0%)、営業利益182億9200万円(同+ 52.9%)、経常利益195億4700万円(同+ 49.1%)、純利益130億7200万円(同+49.0%)だった。

当期間におけるわが国の経済は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府や各地方自治体が外出自粛要請等を発信したことにより、企業活動や個人消費が大きく収縮する事態が生じた。これによる経済への悪影響は、しばらく続くものと予想される。

こうした中、同社グループはローコストオペレーションの更なる推進によって価格競争力を高め、
消費者にとって「安くて、近くて、便利なドラッグストア」となれるよう力を注いだとする。
また、店舗スタッフ自身が新型コロナウイルスに感染するリスクをかかえながらも、衛生関連商品や外出自粛による家庭での生活必需品の需要の高まりに応えるべく、可能な限り平常時と変わらないサービスレベルでの営業継続を目指したという。

出店戦略については、自社競合による一時的な収益性の低下も厭わず、次々と新規出店を実施。同時に、新商勢圏への店舗網拡大を図った。これにより、新規出店は関東地区に8店舗、中部地区に13店舗、関西地区に7店舗、中国地区に3店舗、四国地区に2店舗、九州地区に3店舗の合計36店舗と
なった。インバウンド需要の比率が高かった2店舗を閉店したことにより、当第2四半期連結累計期間末の店舗数は1,092店舗となった。

通期業績は直近の公表から変更はなく、売上高7230億円(前期比+ 5.6%)、営業利益291億円(同±0.0%)、経常利益316億円(同+0.1%)、純利益217億8000万円(同+1.6%)を見込む。

なお、商品区分別売上は下表の通りで、一般食品が構成比率を伸ばし、57.9%になった。

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