【スペイン】最下位に沈むウエスカがミチェル監督解任しパチェタ氏を招聘 岡崎の去就にも影響か

岡崎慎司

元日本代表FW岡崎慎司(34)の処遇にも影響しそうだ。スペイン1部ウエスカは12日(日本時間13日)、新監督にパチェタ氏(52)が就任すると発表した。

今季リーグで1勝9分け8敗の勝ち点12で最下位(20位)に沈むウエスカは11日、チームを2部から1部に導いた功労者のミチェル監督と全コーチングスタッフを解任し、昨季までエルチェを指揮していたパチェタ氏を新監督に招聘。チームは1部残留に向けて再スタートする。

そんな中、注目されるのは日本人ストライカーの起用法だ。昨季は2部ながら37試合12得点をマークした岡崎も今季は13試合出場(先発9試合)で得点1。リーグ2戦連続でスタメン落ちし、途中出場が続いているが、特にチームは深刻な決定力不足で総得点14はリーグ最下位とあって周囲では、岡崎ら攻撃陣への不満もくすぶっている。

こうした状況で新監督がどんな方針でチームを立て直すかはまだ不明ながら、実績十分の岡崎を中心にして攻撃陣を再編するプランもあれば逆パターンもありそうだ。チームには有望な20代前半の若手ストライカーも多く在籍していることから「戦い方にもよるが、実力が同じならば若手を使う。それはどの監督でも同じこと」とJ1クラブ関係者が以前から話していたように、ベテランの岡崎が構想外になる可能性もある。

岡崎にとって今季の成績や起用は自身の来季去就に直結する。リーグ後半戦でゴールを量産し、チームを奇跡の残留に導けなければ、今オフに厳しい現実を突きつけられそうだ。

© 株式会社東京スポーツ新聞社