オズーナのブレーブス残留の可能性は「かなり低い」 米記者が伝える

1年前のオフにカージナルスからフリーエージェントとなったマーセル・オズーナは、希望通りのオファーを得ることができず、ブレーブスとの1年契約で妥協。しかし、昨季は本塁打と打点の二冠を獲得する大活躍を見せ、自身の価値を上昇させることに成功した。今オフは好条件の複数年契約を得ることが予想されているが、「ESPN」のバスター・オルニーはブレーブスがオズーナと再契約を結ぶ可能性について「かなり低い」と伝えている。

現在30歳のオズーナは、昨季ブレーブスで全60試合に出場して打率.338、18本塁打、56打点、OPS1.067の好成績をマーク。ナ・リーグMVPに輝いたフレディ・フリーマンとともに打線を牽引し、本塁打王と打点王のタイトルを獲得しただけでなく、シルバースラッガー賞、エドガー・マルティネス賞(最優秀指名打者)、「オールMLBチーム」のファースト・チームなど、様々なアウォードを受賞する充実のシーズンとなった。

最高の形でオフシーズンを迎えることになったが、今のところ目立った動きはなく、「複数のチームが興味を示している」といった程度の報道が出ているだけ。ナ・リーグで今季も指名打者制が採用されるかどうか不透明であることも、オズーナの市場の動きの遅さに拍車をかけているとみられる。

そんななか、オルニーはブレーブスがオズーナと再契約を結ぶ可能性は「かなり低い」と指摘。指名打者制の動向が不透明であることに加え、アレックス・アンソポロスGMが近年、フリーエージェントのベテラン選手との大規模な複数年契約を避けていることを理由に挙げている。アンソポロスは2年前のオフにジョシュ・ドナルドソン、1年前のオフにオズーナ、そして今オフはチャーリー・モートンを獲得しているが、いずれも1年契約である。

1年契約しか得られなかったことに奮起して自己最高のシーズンを過ごしたオズーナだが、2年続けて希望通りの契約を得られない可能性もありそうだ。

© MLB Advanced Media, LP.