ラリアートで退場・メッシ バルサが出場停止処分軽減に向けて動く

退場処分となったメッシ(ロイター)

スペイン1部バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)が敗れたスーパーカップ決勝(17日)で相手選手にラリアートをくらわせ、クラブで初の退場処分を受けた。

地元の各メディアによると、ロナルド・クーマン監督(57)は「彼が何度ファウルを受けたのか。ドリブルをしようとしたが、できなかった。あのプレーについてきちんと観る必要がある」とし「審判について意見を言わないほうがいい。自分の意見は控えるが、メッシがやったことは理解できる」と報じ、執拗なマークを受けてイライラを募らせたエースの心中を慮ったという。

その一方、相手への暴力行為で退場処分となったメッシは4~12試合の出場停止になる可能性があると指摘されている中、スペイン紙「マルカ」は「メッシの意図は攻撃的ではなく、1~3試合の停止にされるべきと(バルセロナが)主張して提訴する」と報道。エースの長期出場停止を回避するため、処分軽減に向けて動くという。

近日中にも正式な処分が出る予定だが、試合の映像を見る限り、メッシは相手の背後から首付近に右腕でラリアートをくらわしていることから、バルセロナの主張が通るとは思えないものの、エースのために全力を尽くす構えだ。

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