心もあったか冬のそうめん 第2弾PR動画きょう公開

島原手延素麺組合連絡協議会が公開したPR動画(ODAWARA Film提供)

 冬場に需要が落ち込む特産品のそうめんを消費者にPRしようと、長崎県南島原市西有家町の島原手延素麺組合連絡協議会(高橋正会長)が昨夏に続いてPR動画の第2弾を制作。動画投稿サイト「ユーチューブ」で21日から公開する。
 同協議会などによると、市内の家庭では温かい「にゅうめん」「吸い物の椀(わん)だね」など四季を通じてそうめんが食べられている。しかし、全国的にはそうめんは「夏の風物詩」というイメージがあり、食卓に並ぶことが少ないという。
 同協議会は昨年7月7日の「そうめんの日」に合わせて初のPR動画を制作。約1300回の動画再生があった。第2弾のテーマは「そうめんのある暮らし 冬」。市内で古民家を再生し、無農薬野菜を販売している夫婦がささいな理由でけんかをしてしまう。気まずい雰囲気を和らげ、仲直りのきっかけを作ってくれたのが、温かい「にゅうめん」だった-というストーリー。心まで温まるそうめんを美しい冬景色とともに描いている。
 広報担当の林田武彦さん(40)は「例年、都市圏でPRイベント開催していたが、コロナ禍で難しい。にゅうめんの他にも、みそ汁や鍋物などさまざまな冬場の味わい方がある。動画で消費者の購買意欲をかき立てられれば」と期待を寄せている。動画は「島原手延素麺組合連絡協議会」で検索。

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