ジャーナリストの大谷昭宏氏（７５）が２１日、朝日放送「キャスト」に出演し、２０日の衆院本会議の代表質問で菅義偉首相を〝ヨイショ〟した自民党・二階俊博幹事長を痛烈に批判した。
二階氏は衆院本会議の代表質問で登壇し菅首相を「地方に住む人々の心を十分に理解する政治家の代表だ」などと大いに持ち上げた。
これに対し大谷氏は「衆議院の議長が厳重注意すべきだと思う」とばっさり。「国会ってのは論戦の場じゃないですか。ヨイショして人を持ち上げるために我々は貴重な国財を払って議員を選んでるわけではない。衆院議長から『国権の最高機関として総理に対する質問じゃないでしょう』『そんなことは党帰ってやれよ』と（注意すべき）」と指摘した。
さらに野党に対しても「ぼんやりしてないで、こんな演説したら、懲罰動議かければいいわけです。『なんだあれは』『冗談じゃない』『国会でこんな時間つぶせるか』と。枝野（幸男・立憲民主党代表）さんたちも何してんだと思う」と苦言。
つづけて「野党の人が出てきて、『うちの枝野は万々歳』って演説したら自民党どうします？ いい加減にしろよって普通言うでしょう？ なんでそれが通るんですか？」と再び二階氏の質問に憤りを表した。
